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2008年3月 2日

中国産の原料が原因?ヘパリンによる死者21人に増加

米国で中国産の原料を使用したバクスターヘルスケア社のヘパリンで4人が死亡した事件を先月お伝えしましたが、29日付けのニューヨークタイムスが報じた記事によると、バクスターヘルスケア社のヘパリンで死亡した被害者の人数が21人まで増加した模様。

前回は日本の新聞は報じませんでしたが、今回は朝日と毎日が報じていますね。

日本の厚生労働省医薬食品局によるとバクスターヘルスケア社のヘパリンは日本には輸入されていないとのことですが、世界の豚の半分を飼育している中国はヘパリンの原料となる豚の腸の抽出化合物の輸出大国で、昨年の上半期で49トンを輸出しているとのこと。

産経新聞の福島記者のブログによると輸出先はドイツ、米国、フランス、イタリア、オーストリアで八割を占めるそうで日本は含まれていないのでとりあえず安心?

パナマの子供を毒入り風邪薬で100人以上殺した事件はうやむやのまま終わらせましたが、米国相手にお得意の逆ギレが効くとも思えないので今後の展開がどうなるか要注目です。

中国製原材料:血液抗凝固剤で死亡例が21人 米紙報道
http://mainichi.jp/select/world/news/20080301k0000e030040000c.html

中国産材料の薬で死者相次ぐ 米国で製品回収
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY200803010253.html

薬の安全学再び:世界中の薬屋さんが中国無しに生きていけないって知ってた?
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/484387/

殺人薬再び?
http://kensbar.net/archives/2008/02/post_1249.html

投稿者 kenji : 2008年3月 2日 08:29


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