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2006年1月 5日

首相年頭会見、予想通りの結果に

4日午前、首相官邸で行われた首相年頭会見で、小泉首相は靖国参拝について「外交問題にしない方がいい。外国政府が一政治家の心の問題に介入する姿勢は理解できない」と述べて中韓を批判しましたが、朝日と産経の社説は予想通りの結果となりました。

朝日新聞は、小泉首相が「理解できない」を5回も繰り返したことに対して、『これほど理解力が足りない人が、内閣総理大臣を続けていたのだろうか。そう思いたくもなるような光景だった。』『「理解できない」と口をとがらせるよりも、少しは「言論人」らの意見にも耳を傾けてはどうか。』と批判し、『荒れ果ててしまったアジア外交をどう立て直すのか。その具体策こそが問われるべきであるのは、だれにでも理解できることだ。』と何時ものきめ台詞で締めくくっています。

一方、産経新聞は、靖国参拝を『世界各国で行われている戦死者慰霊儀式と変わりない』とし、内閣府が発表した「外交」世論調査で現れた中韓に対する『親しみ』の低下を挙げ、『中韓は靖国参拝という日本の国内問題に内政干渉する愚に気付くべきだろう。』と中韓の靖国問題を外交カードにしている外交姿勢を批判。

ちなみに、朝日が心配しているアジア外交ですが、4日午後、麻生外相はインドのニューデリーでアハメド外務担当国務相と会談し、日本とインドの関係強化を目指して協議する「戦略的観点からの対話」の設置に合意したそうで、日本はきちんとアジアに目を向けた外交を行っているようですね。

「靖国、外交問題ではない」首相、年頭会見で中韓批判
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060104i104.htm

首相年頭会見 私たちこそ理解できぬ
http://www.asahi.com/paper/editorial20060105.html

首相年頭会見 中韓の対応批判は当然だ
http://www.sankei.co.jp/news/060105/morning/editoria.htm

日印、「戦略的対話」で合意 人的交流を拡大
http://www.sankei.co.jp/news/060104/sei064.htm

投稿者 kenji : 2006年1月 5日 08:34


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