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2010年5月11日
ポルナレフもビックリ
宮城県を訪れた赤松農相と農業関係者が宮崎市のホテルで意見交換を行い、関係者から様々な意見が出たようですが、赤松農相は「権限の問題ですべてを国がやれないのが宿命だが、大事なのはまず収めること。この難局は力を合わせてあたっていくしかない」と述べた模様。
『権限の問題』って何を言っているのか良く分かりませんが、家畜伝染病予防法の第三条の二よると
- 第三条の二 農林水産大臣は、家畜伝染病のうち、特に総合的に発生の予防及びまん延の防止のための措置を講ずる必要があるものとして農林水産省令で定めるものについて、検査、消毒、家畜等の移動の制限その他当該家畜伝染病に応じて必要となる措置を総合的に実施するための指針(以下この条において「特定家畜伝染病防疫指針」という。)を作成し、公表するものとする。
- 2 都道府県知事及び市町村長は、特定家畜伝染病防疫指針に基づき、この法律の規定による家畜伝染病の発生の予防及びまん延の防止のための措置を講ずるものとする。
と、県知事や市町村長へ指示するための指標を作成する農林水産大臣が、権限の問題云々と言うなんてなんか違う気が。
東国原知事は口蹄疫擬似感染が確認された4/19に農林水産省へ報告済みで、被害が拡大したことから26、27日と農林水産省を訪れて東国原知事や農協関係者と赤松大臣は会談し、口蹄疫のヤバさは伝わったと思うのですが、4/30に鳩山首相と一緒に受ける予定だった自民党口蹄疫対策本部からの申し入れをキャンセルして外遊へ出発し今に至ると。
どう考えても初動の遅れが被害を広めたとしか思えないのですが、権限の問題云々で関係者は納得するんですかね?
農家、再建支援を要請
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100510-OYT8T01018.htm
家畜伝染病予防法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO166.html
投稿者 kenji : 2010年5月11日 11:11
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