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2010年5月 8日

感染源はやはり藁?

農林水産省が宮崎県で感染が広がっている口蹄疫ウイルスを動物衛生研究所と英国の家畜衛生研究所で分析し、韓国と香港で流行したウィルスとDNAが極めて似ているタイプであると発表した模様。

日本国内で0型ウィルスの感染の疑いが出たのが3月末で、農林水産省が公開しているPDFファイル『中国、香港、台湾、韓国における口蹄疫の発生状況(2010年1月以降の発生)』によると、台湾と香港と広東省で2月にO型が発生し、韓国はそれまでA型が流行していましたが日本と同じ時期にO型も流行し始めているようです。

ウィルスの潜伏期間が約3週間とすると日本と韓国はほぼ同時にO型が流行し始めていて、DNA解析から日本、韓国、香港のタイプが似ているということと、豚ではなく牛から感染が始まっているということから、香港のウィルスに感染した中国産の藁が一番怪しい気が。

ただ、官僚さんのTwitterにも書かれているように中国側は情報を開示していないようだし、毒餃子の例を見ても分かるように、もし中国産の藁が感染源だとしても調査は難航するでしょうね。

宮崎の口蹄疫、韓国・香港のウイルスと酷似
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100507-OYT1T00974.htm

さらに牛2頭が口蹄疫疑い 3月末の検体から陽性反応
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/227779.html

中国、香港、台湾、韓国における口蹄疫の発生状況(2010年1月以降の発生)※PDF
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/100504cnhktwkrfmd.pdf

投稿者 kenji : 2010年5月 8日 07:36


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