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2008年1月29日

ロシアンルーレット…

制御不能となり近いうちに地球に落下することが確定しているアメリカのスパイ衛星ですが、このスパイ衛星は2006年12月に打ち上げられたNROL-21である可能性が高まった模様。

NROL-21は2007年1月に通信が途絶えてしまい、低軌道上を徐々に高度を下げながら漂っていたそうで、軌道修正用の燃料である有害物質のヒドラジンが満載とのこと。

ちなみに、人工衛星が地球に落下する際は地上からの操作で軌道修正を行い、大気圏突入の熱で燃焼させるか海洋に落下させるのが普通なのですが、このNROL-21は完全に制御不能で大気圏で燃やすことも、海洋に落下させる為に軌道を修正することも出来ないらしく、何処に落ちるのかまだ発表されていません。

NROL-21が落ちるのは2月か3月といわれていますが、偵察衛星ということは中国や北朝鮮など東アジアのきな臭い地域を偵察する軌道に乗せようとしていた可能性もあるのが怖いところです。

制御不能の米スパイ衛星、米国家偵察局のNROL-21との見方が浮上
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801281615

投稿者 kenji : 2008年1月29日 08:55


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