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2015年11月12日
講談社タイガの創刊ラインナップ読了
「メディアワークス文庫」や「新潮社nex」と同じ土俵に鳴り物入りで登場した講談社の文庫レーベル「講談社タイガ」ですが、創刊ラインナップの四冊を購入し、「バビロン I ―女―」「彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?」「晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と」を読了。
創刊ということで「西尾維新」「野崎まど」「森博嗣」「野村美月」とタイプが全く違う四人の作家さんの完全書き下ろしを用意してきましたが、この四人なら作家買いしても間違なしということで四冊を纏めて購入。
まずは「野崎まど」の「バビロン I ―女―」からでAmazonの書評で「野崎まど劇場」しか読んでいない人がこの作品を購入したらしく、確かにアレしか読んでいないならあの作風を期待して購入しただろうし、それならコレは詐欺でしょという内容だけどどちらかということコッチの方がこの作者さんの作風なので、これをきっかけに作者さんの作品全てを是非読んで欲しいと思ったり。
続いて「森博嗣」の「彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?」ですが、淡々と物語が進む正にこれぞ森作品という内容で、この作者さんの作風に慣れていないと途中で心が折れてしまう人もでるんじゃないかな~といった内容ですが、終盤で森作品のスターシステムともいえる人物が登場し、「ここでこの人が出てくるか~」と唸ったり。
そして「野村美月」の「晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と」ですが、あとがきにも書かれている通り野村版「めぞん一刻」といった感じの作品で、この内容がこの作者さんの作風にぴったりで行きと帰りの電車の中で読みふけってあっという間に読了。
最後に「西尾維新」の「美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星」ですが、これは明日か週末にでもと思っていますがページ数がかなり少ないのであっという間に読み終わりそうな予感。
とりあえず三冊読んでみて外れは無かったので、今月発売予定の四冊も纏めて購入するか。
バビロン I ―女―
著:野崎まど
絵:ざいん
彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?
著:森博嗣
晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
著:野村美月
絵:志村貴子
美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星
著:西尾維新
絵:キナコ
投稿者 kenji : 2015年11月12日 21:28
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