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2011年4月 1日

「花物語」読了

発売日前に秋葉原の店頭に並んでいたのを購入した西尾維新の物語シリーズ最新作の「花物語」を読了。

カバーの裏側に『君を知り、解きはなつための物語。』と書かれていますが、まさにその通りの話というか、「傾物語」の時もそうでしたが今までの化物語シリーズとはまた違った感じの作風となっている神原駿河の後日譚。

舞台は阿良々木暦や戦場ヶ原ひたぎが卒業した後ということで、メインキャラクターで登場するのは語り部の駿河だけといった感じとなり、前作で登場し今作でキーとなると思っていた忍野メメの姪っ子である忍野扇の出番が殆ど無く、しかも設定がなんか変わっているしでこれはこれでまた何かの伏線なのか、作中で語られているように「勘違い」や「たった一度の過ち」ということでこのままこの設定が生きるのか?

けど、最後の最後で意表を付いた登場のしかたをした暦が、次回作の「囮物語」ではまた高校三年生として登場すると語っているので、やはり扇の出番はそっちになるのでしょうかね?

しかし、今作は語りの部分がかなり多くて派手なシーンが殆ど無しと一見退屈しそうに見えて、後半は休まずに一気に読んでしまうほど引きこまれてしまいましたが、次回作もまた変わった作風に仕上げてくるのかとても楽しみです。

投稿者 kenji : 2011年4月 1日 15:56


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