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2011年4月20日

「夢の上2」読了

発売日に買っていたのですが、積んでいて未読だった多崎礼の新シリーズ 「夢の上」の2巻となる「夢の上〈2〉紅輝晶・黄輝晶」を読了。

この作者さんのデビュー作である「煌夜祭」は今でも個人的に好きな物語の上位に入る作品で、2作目となる「"本の姫"は謳う」も全巻読みましたが、「"本の姫"」を書き終えてからまったく作品が発表されずどうしたのだろうと思っていたら、この作品に2年以上費やしていたとのこと。

今回の作風は『夢売り』が『夜を統べる王』に人の夢が結晶となってできた石『彩輝晶』に込められた夢を見せるお話で、第一章では「翠輝晶」、第二章は「蒼輝晶」とそれぞれその彩輝晶に封じ込められた夢が物語として語られる、この作者さんのデビュー作である「煌夜祭」と似た感じとなっています。

各章の間には幕間として『夢売り』と『夜を統べる王』とのやりとりが数ページ入り、『夜を統べる王』は『彩輝晶』が見せた夢の登場人物を知っているような感じとなり、この『夜を統べる王』が果たして誰なのか? また『夢売り』として登場する人物も『彩輝晶』が見せる夢に深く関わる人物っぽいのですが、2巻までを読む限りではこの人かな? という人物は居ますがまだちょっとまだ分からない感じで、5/25に発売予定の「夢の上3 - 光輝晶・闇輝晶」が待ち遠しいです。

投稿者 kenji : 2011年4月20日 13:52


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