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2006年4月16日

ジャイアンのような国だ

東シナ海のガス田問題を担当する経産相が媚中派の二階経産相になってから、ガス田問題に対して弱腰姿勢が目立つ日本ですが、中国政府は日本政府への事前通知も無しで日本がEEZの中間線と主張してるラインをまたいだ海域への中国の作業船以外の船舶が入ることを禁ずる公示を出していた模様。

中国政府が指定した海域は中間線付近の「平湖ガス田」の周辺海域で、中間線をまたいだ南北200キロ、東西3.6キロに及び、尖閣諸島の北側に位置しています。

しかも、この公示を発表したのは日本政府が北京で共同開発を提案した3月6日より前の3月1日で、このことから中国政府は共同開発などまったく考えておらず、北京で開催されたガス田開発協議も中国政府の時間稼ぎに利用されただけっぽいですね。

中国政府の暴走はこれだけでなく、東シナ海など5箇所の「海底資源の把握が目的」として、中国が単独で掘削計画を日米欧と中国が参加する国際研究プロジェクト「統合国際深海掘削計画」に申請しており、もしこの申請が通った場合は中国の研究者だけで調査が進められることになりますが、そんなことになったら「海底資源の把握」以外の調査も行われることは間違いないでしょう。

ちなみに、二階経産相は「中国に対する円借款の延長と東シナ海の油田に関する論争は全くの無関係」「円借款による中国援助は大変重要な両国の交流方法であり継続するべきだと」と相変わらずの売国ぶりですが、まずはこの人をどうにかしないと取り返しのつかないことになってしまうのでは?

中国が中間線またぎ「作業海域」設定、航行も禁止
http://www.sankei.co.jp/news/060416/kok001.htm

東シナ海の日本側、中国が「環境目的」掘削計画
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060414i301.htm

投稿者 kenji : 2006年4月16日 09:26


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