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2006年2月21日

日中関係全体では靖国は重要ではない?

中国側は相変わらず小泉首相の靖国参拝に対して「(中国の)13億人の『心の問題』はどうするんだ」と批判していますが、ワシントンで開かれた日中関係に関する討論会で、中国、日本、米国の三国代表は『小泉首相が靖国参拝を止めれば日中関係は改善される』という構図を完全に否定した模様。

ワシントンの大手シンクタンクの「AEI」が開催した「中日関係の将来」と題するセミナーで、中国政府系機関の中国現代国際関係研究院日本研究所長である楊伯江氏は「いまの日中関係の緊迫の原因は靖国ではなく、両国間の『戦略的な衝突』だ」と述べ、「私は小泉首相の靖国参拝に反対ではあるが、日中関係全体では靖国にはあまり重要性を感じておらず、歴史問題にもそれほど関心は覚えない。靖国は日中両国の対決の反映あるいは象徴なのだ。両国間の緊迫はあくまで戦略的な衝突という深い背景からみなければならない。中国のGDP(国内総生産)の拡大が明示する日中間のパワーのバランスのシフトも緊迫の原因だ。米国の対日政策も同様に原因だろう」と、靖国問題は重要ではないことを明らかにしました。

要するに、靖国批判は日本から有利な状況を引き出すための外交カードの一つで、それを大問題扱いして日本国内に伝え、世論を中国寄りに操作しようとしている某新聞社は、中国の外交戦略を担う工作機関の一つではないかと疑ってしまいます。

竹島の日がいよいよ近づいてまいりました
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri/index.php?eid=312

中国次官「13億人の心の問題」=政策対話で靖国参拝中止を要求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000088-jij-pol

投稿者 kenji : 2006年2月21日 12:35


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