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2006年1月 1日

外務省、中国の主張に強気の反論

2004年4月に自殺した上海の日本総領事館の男性職員が、中国公安当局の工作員から外交機密に関する情報提供を強要されたとの遺書を残していた件について、政府が自殺の背景には『中国公安当局による「遺憾な行為」があった』との見解を示したのに対し、中国政府は東京の中国大使館を通じ『日本政府が当初「仕事上の重圧による自殺だった」と説明していた』とする声明を発表し、自殺の背景には「中国政府関係者が関与していないことを確認し、日本側にも伝えた」と、日本側の主張を全面否定した模様。

それに対して外務省は「よくこんなことが言える。我々が把握している事実は、遺書に記されていたことだ。中国側の説明はまったく事実に反する」と反論。外務省といえば中国に媚びているイメージしかなかったので、今回の外務省の反論にはちょっと驚きましたが、これは小泉首相のチャイナスクール外しが着々と進んでいることの現われなのでしょうかね?

ちなみに、親中派で有名なチャイナスクールの阿南駐中国大使は中国大使から外され、代わりに宮本沖縄担当大使を中国大使に起用する人事が1月に行われるそうです。

領事館員自殺、中国発表に日本外務省「事実に反する」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051231i214.htm

「日本側、仕事の重圧が原因と説明」 領事館職員自殺で中国政府
http://www.sankei.co.jp/news/051231/kok037.htm

「遺憾な行為」による自殺 総領事館員死亡で政府見解
http://www.sankei.co.jp/news/051228/sei080.htm

中国大使に宮本氏が有力 飯村氏は仏大使就任か
http://www.sankei.co.jp/news/051231/sei045.htm

投稿者 kenji : 2006年1月 1日 10:28


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