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2005年12月29日

上海日本総領事館員自殺、首相官邸に報告されず

12月27日発売の週刊文春が取り上げたことで表面化した、在上海日本総領事館の男性館員が自殺したことに対し、政府は男性職員が中国公安当局による『遺憾な行為』によって自殺したことを認めた模様。

男性職員は衛星通信や情報伝達を担当する「電信官」で、暗号の解読方法を熟知していたため中国公安局の工作員に目をつけられ、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島を巡る問題に対する日本側の方針、総領事館員の出身省庁、機密文書を運ぶ航空便名などの情報提供を強要されていたことが判明しています。

ちなみに、事件発生当時この件に関する報告は首相官邸まで上がっておらず、情報は外務省内で止められていたそうですが、この情報操作にはやはりチャイナスクールが関わっているんでしょうかね?

こうした、中国公安当局による工作が表ざたになるのは稀なケースですが、平成十年に、橋本龍太郎元首相も中国公安当局に関わりのある女性との問題が追求されたことがあり、こうした工作で中国公安当局に弱みを握られているとしか思えない発言や行動をする現職政治家が数名いますよね。

「遺憾な行為」による自殺 総領事館員死亡で政府見解
http://www.sankei.co.jp/news/051228/sei080.htm

自殺した総領事館員と接触の男、中国工作員か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051229i301.htm

【主張】領事館員自殺 中国の諜報工作を侮るな
http://www.sankei.co.jp/news/051229/morning/editoria.htm

中国当局が脅迫か…上海総領事館員の首吊り自殺
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_12/t2005122701.html

在上海日本総領事職員自殺事件 主要各紙の報道内容比較
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50295359.html

投稿者 kenji : 2005年12月29日 12:51


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