« 週末ダイジェスト | メイン | 寒いnya »

2005年12月26日

黄教授騒動と歴史問題の共通点

黄教授がサイエンス誌の論文に掲載したES細胞のDNA分析を外部機関に依頼していたソウル大調査委員会が「2005年サイエンス誌に掲載された論文には患者対応型ES細胞はなかった」という結論を下した模様。

これで、黄教授の「2個のES細胞は本物」という主張も嘘だった事が明らかになり、サイエンス誌に掲載された2005年の論文は、論文の発表を急ぐあまりに2個しかないES細胞の写真をコピペして増やして発表したのではなく、最初から存在していないES細胞をでっち上げた捏造だったというオチになるのでしょうか?

『黄教授騒動』について産経新聞の黒田記者が『韓国、過剰な「愛国」暗転』という記事で騒動の背景として以下の4点を挙げています。

(1)韓国でよく見られる成果や業績を急ぐあまりの拙速
(2)国際的な配慮や慎重さを欠いた視野の狭い「やっちゃえ」主義
(3)政権の業績にしたい政府の過剰な期待と支援
(4)「やった、やった!」あるいは「ウリナラ(わが国)最高!」的な世論の愛国主義

これは韓国が日本に対して謝罪や賠償を要求している『歴史認識問題』に通じるものがありますね。韓国は『過去史整理委員会』なる委員会を発足し「歴史の書き直し」作業を行うそうですが、自分達の都合の良いように過去の歴史を書き換える国が他国の歴史認識を批判。

その背景には『中国は兄で日本は弟、弟は兄である韓国に絶対服従でなくてはならない』という儒教思想もあるのでしょうが、黒田記者が挙げている2番目の『国際的な配慮や慎重さを欠いた視野の狭い「やっちゃえ」主義』や4番目の『「ウリナラ(わが国)最高!」的な世論の愛国主義』が大きく関わっているではないでしょうか?

論文「完全でっち上げ」か ES細胞でソウル大調査委結論へ
http://www.sankei.co.jp/news/051226/kok030.htm

韓国、過剰な「愛国」暗転
http://www.sankei.co.jp/news/051224/morning/24iti002.htm

“過去史委員会”来月1日発足、委員間の見解差解消なるか
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/29/20051129000033.html

投稿者 kenji : 2005年12月26日 12:58


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kensbar.net/mt/mt-tb.cgi/815