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2005年12月15日

黄教授、欧米専門家チームのDNA鑑定を拒否

11人のクローン胚からES細胞を作ったことでノーベル賞候補となり、国民的英雄となったソウル大の黄禹錫教授ですが、MBCの『PD手帳』が報じた卵子売買疑惑は倫理論争となり、「ネイチャー」や「サイエンス」を巻き込んで国際的に拡散。そしてとうとう、このことを華麗にスルーしていた日本のマスコミも報じ始めました。

読売新聞に掲載された記事によると、ピッツバーグ大のシャッテン教授がサイエンス誌に対し、「自分が把握していない事実が多い」と共著者名の削除を同誌に求めたそうですが同誌はこれを拒否。しかし、事態の発展によっては論文の撤回や削除もあり得るという態度も示しています。

また、欧米の専門家8人によるチームが、ES細胞のDNA検査をさせるように黄教授側に求めたそうですが、黄教授側はこれを拒否。黄禹錫教授は来年春に「この論文が発表されれば幹細胞真偽論争は終わる」という後続論文を発表するそうです。

ソウル大のES細胞、ねつ造疑惑
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051215i205.htm?from=main2

朝鮮日報:黄教授特集ページ
http://japanese.chosun.com/site/data/category/hwang_ws/hwang_ws-0.html

「論争終わらせる論文来春発表」黄教授側近明らかに
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=70489&servcode=400§code=400

投稿者 kenji : 2005年12月15日 14:08


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